忘れちゃいけない?レンズケースのお手入れ方法

コンタクトレンズを使っている人の場合、レンズそのもののケアはそれなりに注意を払うものの、レンズを保存しているケースの手入れについてはおざなりという人が少なくありません。いくらレンズを完璧に洗浄したところで、ケースについてもきちんと手入れしないことには保存中のレンズも結局は悪くなってしまうのはすぐに分かるでしょう。

ケースについても、レンズを使用する都度、毎回手入れするようにしましょう。具体的には朝に保存液からレンズを取り出して眼に装着した後、ケースに残っている保存液を捨て、よくケースを洗うようにします。ケースを洗うのに洗浄液や保存液を使用する必要はありません。これは水道水で十分です。よく洗ったあと、乾燥させます。そして夜にレンズを眼から取り出してケアを行った後、乾いたケースに保存液とともに戻して保存するという流れが適切です。

保存液を何日も使いまわしするとか、洗った後に乾かさずにまたレンズを保存したりすると雑菌が繁殖し、結局は眼を傷める可能性があります。また、いくら手入れをしていてもどうしてもすき間などには雑菌が入り込みやすいですし、ケースの素材そのものも保存液の成分などで劣化していきます。半年から1年に1回くらいは新品に交換したほうが安心でしょう。